WAVEROOM / GUIDE

音圧を上げる方法

自分の曲だけ、ほかの曲より小さく聞こえる。そんなときに必要なのが音圧の調整です。ただし、ただ大きくするだけでは音が割れたり、迫力がなくなったりします。ここでは音割れさせずに音圧を上げる考え方と、ブラウザだけでできる手順を紹介します。

音圧とは?音量やLUFSとの違い

音圧は、曲全体がどれくらい大きく、密度高く聞こえるかを表す言葉です。ピークの高さ(一番大きい瞬間)が同じでも、平均的な音量が大きい曲ほど「音圧が高い」と感じます。

この聴感上の大きさを数値で表したものがLUFSです。曲全体の平均をIntegrated LUFS、短い区間の大きさをShort-term LUFSと呼びます。数値が0に近いほど大きく聞こえます。

音圧を上げすぎると起こること

リミッターやクリッパーで強く押しつぶすと、キックやスネアのアタックが弱くなり、曲の抑揚が平らになります。高音がざらついたり、ボーカルが息苦しく聞こえたりすることもあります。

また、デジタルの上限(0 dBFS)を超えると音割れ(クリップ)が起きます。サンプル同士の間で上限を超える「True Peak」もあり、MP3やAACに変換したときに割れやすくなります。配信用には、True Peakを-1〜-0.3 dBTP程度に抑えるのが一般的です。

配信サービスではどれくらいが目安?

多くの配信サービスは、再生時に曲ごとの音量をそろえる「ラウドネス・ノーマライゼーション」を行います。そのため、極端に音圧を上げても配信では音量が下げられ、ほかの曲より大きくは聞こえません。むしろ押しつぶした分だけ迫力が失われることがあります。

目安としては、ジャンルに合った聴きやすさを優先し、音圧は「しっかり、でもアタックと抑揚は残す」くらいがおすすめです。具体的な基準はサービスごとに異なり、変わることもあるため、各サービスの最新の公式案内を確認してください。

ボカロ曲・Suno曲で気をつけること

ボカロ曲は、ボーカルが高めの帯域に集中しやすく、音圧を上げると歯擦音(サ行)や高音の刺さりが目立ちやすくなります。音圧を上げる前に、ミックスの段階でボーカルと伴奏のバランスを整えておくと仕上がりが安定します。

Sunoなど生成AIで作った曲は、曲ごとに音量や低音の量がばらつきがちです。アルバムやプレイリストで続けて流すなら、1曲ずつ分析してから整えるのがおすすめです。

なお、ボーカルが埋もれている、録音ノイズがある、すでに音が割れているといった問題は、マスタリングではなくミックスで直す方がきれいに仕上がります。

ブラウザで無料で音圧を上げる手順

  1. 曲を読み込む

    WAV、MP3、FLAC、AIFFの音源を選びます。インストールは不要です。

  2. Loudを選んで自動マスタリング

    Loudは音圧をしっかり上げつつ、True Peakを-0.3 dBTP以下に抑えて仕上げます。落ち着いた仕上がりならNatural、温かみならWarmも試してみましょう。

  3. 原音と聴き比べる

    同じ再生位置でORIGINALとCUSTOMを切り替えます。大きい方が良く聞こえやすいので、再生音量をそろえて、アタックや抑揚が残っているかを確認します。

  4. 必要ならFine Tuneで微調整

    もう少し音圧がほしいときは、Fine Tuneのリミッターで入力ゲインを少しずつ上げます。上げるほど潰れやすくなるので、耳で確認しながら調整します。

  5. WAVで保存

    仕上がりに納得したらWAVで保存します。新規登録で最初の1曲のフルマスタリングとWAV保存が無料です。

よくある質問

何LUFSにすればいいですか?

決まった正解はありません。配信サービスは再生時に音量をそろえるため、数値よりも聴きやすさとジャンルに合った迫力を優先しましょう。具体的な基準は各サービスの最新の公式案内を確認してください。

無料で音圧を上げられますか?

はい。Waveroomでは仕上がりの試聴が無料で、新規登録すると最初の1曲のフルマスタリングとWAV保存も無料です。

音割れを防ぐにはどうすればいいですか?

True Peakを-1〜-0.3 dBTP程度に抑えることが大切です。WaveroomのLoudはTrue Peakを-0.3 dBTP以下に抑えて仕上げます。

ボカロ曲やSuno曲もマスタリングできますか?

はい。どちらもマスタリングできます。ボカロ曲は高音の刺さり、Suno曲は曲ごとの音量のばらつきに注意して、原音と聴き比べながら仕上げましょう。

マスタリングの始め方マスタリングとは?ミックスとの違いSuno AI楽曲のマスタリング無料で音圧を上げてみる